元軍艦島の住人であった著者が恩師の立場から回想する、というスタイルをとった生活記です。 あとがきに「フィクション」とあるのは、他の出身者のプライバシーに配慮したもので、登場する氏名もほとんどが仮名となっています。 記述は若き教師が軍艦島にあった「端島小学校」へ赴任するところから始まり、島の風物詩や学校行事を回想します。 「わだつみ学級」とは、同教師がつくった学級通信集のことを指します。 前半では軍艦島の概略についても触れ、後半ではその後同級生たちや先生との同窓会でのやりとりも含まれています。 全体的なボリュームはないものの、所々にちりばめられた軍艦島でのスナップや臨場感のあるエピソードは、「古きよき時代の軍艦島」を彷彿とさせてくれます。 現在、一時的に出荷がストップしております。ご注文を頂いてから約一週間前後での発送となります。ご了承ください。 ![]() ![]() |